
取扱い塗料
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塗料の種類
外壁塗装に使われる塗料は、各メーカーごとに多岐にわたる製品があり、年々新しい塗料が市場に出ています。これらのほとんどは、以下のように大まかに分類できます。
※耐用年数は、直射日光、排気ガス、湿気、下地処理の優劣などの状況により変動します。
外壁塗装の塗料は、水性系、溶剤系、弱溶剤系などに分けられ、さらに弾性塗料、機能性塗料など、さまざまな種類があります。最近では、臭いの少ない水性塗料が主流になっています。
外壁塗装を行う際、長期的な視点で耐用年数の長い塗料を選ぶことで、塗り替えのコストを抑えることができます。例えば、フッ素塗料とアクリル塗料の耐用年数を比較すると、フッ素はアクリルの約3倍の寿命がありますが、塗り替え費用はその3倍になるわけではありません。外壁塗装の回数が増えると、毎回の足場や施工費など、塗料自体とは無関係な費用がかかり、費用対効果が低下します。そのため、20年後や30年後の長期的な視点で考えると、長寿命の塗料を選ぶことが経済的であると言えます。


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付加的な機能を持つ塗料
外壁塗装の主な役割である保護に加えて、さらなる機能を持つ塗料も存在します。例えば、セルフクリーニング効果のあるナノテクノロジーを活用した塗料、多彩なテクスチャーを表現できるデザイン性の高い塗料、そして省エネ効果のある遮熱塗料など、それらの機能は多岐にわたっています。
ナノテク塗料
ナノテクノロジーを応用した塗料。光触媒塗料と同じく、雨水で自己洗浄するセルフクリーニング機能を持っています。
装飾塗料
豊富なデザイン性を持ち、施工方法の幅広さが特徴の塗材。デザインローラーや吹き付け、左官こて、刷毛など、多様な施工手法で使用可能で、骨材の配置や施工ツールによって様々なテクスチャを表現できる。
遮熱 塗料
外壁や屋根に塗るだけで、冷暖房などの光熱費を削減できる省エネ塗料。遮熱効果を持つシリコンやフッ素塗料として注目されており、従来のものより価格は高めですが、長期的なコスト面でメリットがあります。メーカーによって遮熱効果のメカニズムが異なるため、効果や価格に違いがあります。
抗菌・抗カビ・断熱塗料
内壁・天井へ塗装することで抗菌・抗カビ機能に加え てさらに結露を防止してブドウ球菌や大腸菌、O-157などの細菌類やカビを寄せ付けません。また、広い工場や倉庫も断熱効果による冷暖房費の節約が可能です。